迷子の大人惑星ノート

西洋占星術(ホロスコープ占星術)のチャートから時折顔を上げ、 実際の宇宙や天文を楽しむ準星空案内人。惑星ファンといっても物理が苦手な中年宙女(そらじょ)の 考察ノート。

第45代トランプ大統領就任式1月20日の星たち

1月20日正午(現地時間)に行われたアメリカ合衆国第45代トランプ大統領就任式。
就任式の模様をyoutube動画で見ながら、その1月20日という日が気になりました。ジョージ・ワシントン初代大統領は1789年4月30日に就任したそうです。時代とともに大統領選から就任式までの準備期間の短期化が可能となり、新大統領が政策を早く発表する必要が生じることもあり1933年に憲法改正され就任式は1月20日に定められたのだとか。

さて、1月20日という日はほとんど毎年太陽が水瓶座(@sign)に入室する日となります(ずれる年もある)。水瓶座が象徴するものはギリシア神話に登場するトロイの美少年ガニメデが抱える水瓶。その中には英知の水がたたえられているというものです。
また、水瓶座はその支配星である天王星が示すように、新しい時代の幕開けをイメージするものであり、革命、変革、新しい科学技術、ネット社会を表すこともあり、伝統や旧体制の崩壊、新しい次元の扉を開くもの、独創的、一石を投じる等のキーワードが次々と浮かんでくることからも、1月20日を就任式の日に定めた意味は深いのではないかと思うわけです。

今回の就任式スタート時20017年月20日正午(現地時間)の星たちは
太陽 水瓶座
月 蠍座
水星 山羊座
金星 魚座
火星 魚座
木星 天秤座
土星 射手座
天王星 牡羊座
海王星 魚座
冥王星 山羊座

トランプ氏の生まれもったネイタルチャートの太陽(双子座)を20日の天秤座にいる木星牡羊座にいる天王星、射手座にいる土星たちが応援する位置にいるのがスゴいことです。
90度と角が立つ蠍座で下弦の月となっていますが、その下弦の月を調整するかのような位置にトランプ氏は自分のネイタルチャートで蟹座の水星をもっています。

蟹座というのは家族や仲間、故郷、自分の国等身内びいきで外には排他的な傾向があるものの、強みは気取らず大衆的に受ける魅力があるところ、相手を構えさせず包容力を感じさせる点が目を引く長所だと思います。

月は感情や私的な面、プライベート等を表すことを考えると、20日蠍座で迎える下弦の月は公的な太陽がプライベートな部分に見えないところで厳しいことを強いる日といえるでしょう。それでも生まれもった蟹座の水星が力を発揮してファミリーの団結したコミュニケーション能力で対応することが可能であり、善悪は別にして、大衆にアピールすることができる日となったのかもしれません。

もう一歩踏み込むと、月は妻や母を表すこともありトランプ氏のネイタルチャートの射手座の月は外国出身の妻を示すこともできます。公けに輝くトランプ氏の太陽は双子座で射手座の月と180度反対側オポジションにあり(出生時間が不明で角度は分かりませんが)両極にある太陽と月が引き合うと苦しい場面が出てくるかもしれません。

このオポジションが緊張状態となり世界へ作用しないように祈るばかりです。