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迷子の大人惑星ノート

西洋占星術(ホロスコープ占星術)のチャートから時折顔を上げ、 実際の宇宙や天文を楽しむ準星空案内人。惑星ファンといっても物理が苦手な中年宙女(そらじょ)の 考察ノート。

月と君主と応援ポイント

本日5日12時に新月を迎える。

占星術的番地星座@signでは双子座で、天文学上の星座@constellationではおうし座で迎える。
新月の前に月はアルデバラン(おうし座の一等星)に接近していると聞くと、今更ながら太陽も月も本当におうし座にいるのだと感慨深い。

地球の歳差運動で春分点の移動が無ければ、signもconstellationと同じ星座名を維持できたのに…仕方ないことだけどね。

さて、月の満ち欠け周期は約29.5日。
太陽と月が地上から見て同じ方向だと(地球ー月ー太陽)新月、正反対に位置すると(月ー地球ー太陽)満月となる。

規則的に観測しやすい月の満ち欠けを昔の人はどんな風に考えていたのかしらと思い、
占星術史の本をひもとくことがある。その中で気に入っている1冊は
占星術 その科学史上の位置』中山 茂著(紀伊國屋書店

この書を著者は批判的な占星術史研究への手びきのように「あとがき」で述べてらっしゃるが、科学史の学者による占星術論が大変面白い。

天下国家を治める君主にとって占星術師が最高政治顧問であった時代、
占星術を用いて君主批判をしたのではないかと紹介している章がある。

前漢書』にある天変記録の統計をとると、例えば日食の記録が少なすぎる時と多すぎる時があり、
少ない時は帝の徳が高く、多い時は帝の評判が悪かったのではないかというもの。
日食という天変を予言して、暴君の暴挙をけん制していたということだろうか。


日食は新月の時に月食は満月の時に起こるが、月が移動する道「白道」と太陽が移動する道「黄道」は約5度傾いているので、
白道黄道が交わった点に月と太陽がこなければ食は起こらない。
それを増やしたり、減らしたりして報告していたなんて、ワルだなぁ。

さて、本日の新月。君主に仕える占星術師は何て伝えるだろうか「日食じゃないから、気楽にいきましょう」とか?

【6月6日~12日の応援ポイントby大人惑星】
双子座の新月と金星との合から続く今週は、うきうきと話題の場所や集まり等へあちこち出かけて楽しみたいところなのに、先週の柔軟宮グランドクロスを引きずっていて、物事がはっきり見えず、なかなか本調子に動き回れないことがあるようだ。詳細を尋ねてもはっきり答えをもらえない場合は、ぴりっと皮肉でも効かせて打開策を探ろう。

週の半ばに月が獅子座に入ると太陽の応援が効いてきて、楽しい場面が出てきそう。
その時は自信をもって堂々としていると星が応援してくれそうだ。