迷子の大人惑星ノート

西洋占星術(ホロスコープ占星術)のチャートから時折顔を上げ、 実際の宇宙や天文を楽しむ準星空案内人。惑星ファンといっても物理が苦手な中年宙女(そらじょ)の 考察ノート。

月が木星に接近する日と応援ポイント

昨日は水星が金星の南を通り、見かけ上0°26′に接近していたようだが、
本日は昨日上弦だった月が木星に接近して見えるようだ。

今宵は是非夜空を見上げてその輝きや月の動きを堪能し、
観ている自分も宇宙の一部であることを味わいたいと思う。
雲が心配だが、何とか追い払ってほしいものだ。

さて、月と木星が接近するのは天文学上では獅子座@constellationで、
占星術的番地名では乙女座@signでとなる。
人形を作る人や人形を操る人形師らが大勢暮らしていたから人形町という名前がついたように
今は獅子座だが昔は乙女座だった乙女座町と思えば多少呑み込んで頂けるのではないだろうか。あるいは、今の西麻布はかって霞山稲荷(現在は桜田神社)に由来する霞町だったというように、のほうがしっくりくるだろうか。

地の宮のグランドクロスの一角をなす木星に月が重なっていく。中年宙女も迷える大人なので、目に見える形にするのを躊躇している事がある。もしかすると月の後押しで一歩踏み出すことになるかもしれぬ。

【5月16日から22日の応援ポイントby大人惑星】

地の宮でがっちり固めていたグランドトラインから太陽と金星が進み
22日には先に双子座入りした太陽が向かい側を照らし射手座で満月を迎える。

その満月の日に逆行していた水星が順行に移る。
太陽が風の宮の双子座に移ると、その星座の支配星である水星が前進良しと解き放たれるなんて、何とも象徴的な週末である。

地に足をつけ、きっちり角を揃えて形に仕上げていたことから週末には飛び出し、
外の世界へとフットワークを軽く、新しい刺激を求めていくことがテーマになる。

ただし満月に向かって火星が逆行してくる。
先読みとなるが、満月後は不要なものは減らしていくことが良いといわれている。
この満月の後は、勢いよく前へ飛び出してあれもこれもと欲張って情報過多にならず、
スリムダウンしていく方へと向かっていくのだろう。射手座には土星も控えているのでその流れは肯ける。

順行になった水星はそうはいってもまだ地の宮のグランドトラインの中。
週末の満月には身軽になった喜びでハイテンションになり過ぎずに、
冷静な判断をもってアンテナを作動させると星が味方をしてくれそうだ。