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迷子の大人惑星ノート

西洋占星術(ホロスコープ占星術)のチャートから時折顔を上げ、 実際の宇宙や天文を楽しむ準星空案内人。惑星ファンといっても物理が苦手な中年宙女(そらじょ)の 考察ノート。

組曲「惑星」@ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016

東京国際フォーラムで開催されている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」で
新日本フィルハーモニー交響楽団演奏ナビル・シェハタ指揮によるホルスト作の
組曲「惑星」op.32全曲を堪能した。


フランスのナント発祥のラ・フォル・ジュルネは年に一度開催されるクラシック音楽の祭典で東京も2005年からスタートしている。
5月連休の3日間、国際フォーラムの6つのホールと日比谷野音、地上広場、展示ホール、他東京駅地下の広場から帝国ホテルロビーまでの19のエリアで
朝9時半から夜11時までの間、短時間のコンサートが数多く一斉に開催される。

自分が気になるプログラムをピックアップして、1日にいくつものコンサートを
気楽にハシゴできるのが魅力だ。


さて、「惑星」全曲が演奏されるのを生で聴いたことが無かった私はホールAで楽しみに席についた。
ホルスト天文学的な視点で惑星に思いを馳せたのではなく、
惑星に人の行動や運命の象意を観る占星術に魅了されてこの組曲を作ったといわれている。


第4曲「快楽の神、木星」通称ジュピターは有名だが、他の惑星の曲は聴き覚えがないかもしれない。
1.火星 Mars, the Bringer of War
2.金星 Venus, the Bringer of Peace
3.水星 Mercury, the Winged Messenger
4.木星 Jupiter, the Bringer of Jollity
5.土星 Saturn, the Bringer of Old Age
6.天王星 Uranus, the Magician
7.海王星 Neptune, the Mystic

それぞれの曲を聴き比べてホルストが如何に占星術にのめり込んでいたかが想像できた。
惑星の象意をイメージしつつ、聴きながら思わずにやり。

特に第7曲の「海王星」は、見えない場所からの女声合唱が演奏に加わり、
最後には静寂の中に無音となって消えるような演出が、まさに宇宙を感じさせて印象的だった。

 演奏前に行われた指揮者の井上道義氏と東京大学名誉教授の月尾嘉男氏のプレトークでは、画像と共にそれぞれの惑星の紹介から地球外生命体の存在を探るアストロバイオロジー的な話まで触れられ、洗練された大人惑星のひと時を楽しませてもらった。

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