迷子の大人惑星ノート

西洋占星術(ホロスコープ占星術)のチャートから時折顔を上げ、 実際の宇宙や天文を楽しむ準星空案内人。惑星ファンといっても物理が苦手な中年宙女(そらじょ)の 考察ノート。

scope(見るもの)

西洋占星術で鑑定するときに作成するチャート・ホロスコープ(horoscope)は、ギリシャ語のHora(時間)とSkopos(見るもの)が由来といわれている。
その言葉に込められている意味は
ある瞬間の天体の位置関係から、その時間の性質をみるものと星の学校で習った。星がその位置から教えてくれる言葉、つまり宇宙から放たれる光のメッセージを読み解くという。

宇宙を見る望遠鏡telescopeにもscopeが入っている。

宇宙と地上の出来事を繋げることを非科学的でナンセンスと目くじらを立てる人がいるが、
肩の力を抜いて考えてみよう。

宇宙は約138億年前に起きたビッグバンで誕生したと考えられていて
誕生後40万年の間にあった元素はほとんど水素だったという。

そこから星が生まれ、星内部の核融合で炭素や酸素などの元素が作られ、
星の成長後に爆発して宇宙空間に新たな元素がばらまかれ、
また星が生まれるという繰り返しの中で太陽、そして私達が住む地球等の惑星も生まれたのだ。

惑星にある元素は星から生まれたもの。地球上の私達を形成する元素も星から生まれたもの。
私達だって宇宙の一部なのだ。

とすると宇宙をscopeするように、生まれた瞬間に組み込まれたチャートをscopeしても
いいんじゃないかな?